このページでは、YOKO KATOの大きな動きの最新情報などをお知らせしてまいります。
2020年のYOKO KATOはNYだけでなく日本にも拠点を置いてワールドワイドに活躍してまいります。 イベントの飾りつけ、セレブのパーティーなどお気軽にお問い合わせください。
Yoko kato Interview

●この仕事を始めるきっかけは何ですか? YOKO:友達にイベントデザイナーがいて、すごく忙しいので、手伝ってもらえないかと頼まれたことがきっかけです。 たまたま私自身が絵画(油絵)を書いていたし、母が生け花をやっていたので、子供の時に習っていました。実家に温室もあったので花は身近の存在でした。 その後日本にいる時にインテリアのスタイリストになって雑誌「美しい部屋」などでお仕事をしていたのですが、インテリアの一環で花や料理もコーディネートしていたので、割とすんなりと入っていけましたね。 そして、このお仕事を手伝ったときに花のデザインの魅力にすっかりはまり、現在に至ります。
●空間デザインとはお花以外にどのレベルで手掛けているのでしょうか? YOKO:スペースや光の具合を考えて花が一番美しく見える演出をしています。 例えば花を美しく見せるためにライティングデザイナーと話し合って、ライティングのテクニックを使って花の質感を面白くしたり、アメリカなどの海外ではパーティーはテントの建て込みなども多いので、 ドレーピングやオブジェを決めたりします。 シャンデリアを入れようとか、エントランスから入って、木、カーテン、テーブルなど導線をたどりながら、テーブルがさびしいから葉っぱでカバーしようとか、椅子もチェアカバーを作って葉っぱでカバーしようとか、花とトーンで合わせるためにいろいろなものをアレンジします。 逆に先にテーブルやクロスが決まっていればそのイメージに合わせて花を演出することももちろんあります。 このように花という生きているもので空間と人間との調和を図る演出を心がけています。
●お花は飛行機で手配することも多いのですか? 各地元で調達もしますが、New Yorkは花の種類が多いので、フロリダやテキサスなどに飛行機で送ることはよくあります。 たまに嵐や雪などで交通機関が滞ると予定通りに届かないこともあるんですよ。
●一番思い出に残る現場は? YOKO:ドバイのアトランティスホテルです。 あの豪華絢爛たる規模の大きさにはびっくりしました。花火にもびっくり。 すごいの一言です。 それとやはり一番最初のお仕事ですね。 マサチューセッシュ州のマーサスビニヤードでのお仕事でした。 花は挿すものだと思っていて、分解するものだとは思っていなかったので、 この時に花に対するイメージが根底から覆されました。
●お花選びの基本は何ですか? YOKO:基本はクライアントさんがどういう式にしたいかで始まり、 どういう花が好きかでメインの花を決めていきます。 クライアントさん中心に、ステージにあった花の写真を見せて確認して 、一番気に入って下さった花を一番美しく見せるために他の花を組み合わせていきます。 例えば、テーマがトロピカルとかロマンティックとか、男性だったらサボテンとかシンプルな花で色はシルバー、黒、グリーンなどというように色と形によって選んでいきます。
●YOKOさんのアレンジメントの個性とはどのようなところですか? YOKO:主にラインに力を入れています。シルエットにムーブメント(流れ)を入れるために長い細い葉や蔓を使った作品が得意ですね。 それと水を使ったアレンジメント(水中花)。 生け花のコンセプトで、花と花との空間を大切にした作品を心がけています。
●最後にプライベートな質問です。New Yorkでお気に入りのspotはどこですか? YOKO:今の楽しみはハッピーアワーのひとときです! だいたい17時~19時くらいですが、 仕事が終わった帰り道に、デザイナーたちと集まっておいしいお酒などを飲みながら情報交換をするひとときが楽しみですね。 このお仕事は早朝から深夜までかかることが多く、自宅と会場の行き来だけになってしまうので、 ハッピーアワーの時間を使ってリフレッシュと情報交換をしています。 特にお気に入りの場所は、最近ではpark avenue southにあるcity clubと20丁目のverias。ホットなワインリストがあって、 料理もおいしいし、最高です!